友人から聞いた話です。
友人夫婦が外壁と屋根の塗装工事を決意したのは、築15年を迎えた秋のことでした。きっかけは、ふとした朝の出来事。庭の掃き掃除をしていた友人が、「屋根の色、こんなに褪せてたっけ?」と。
確かに、以前よりも家全体がくすんで見える気がして、外壁には細かなヒビも。台風の多い地域に住んでいることもあり、「そろそろ手を入れる時期かもしれない」と、地元の塗装業者さんに無料診断をお願いしたそうです。
調査の結果、屋根の塗膜はかなり劣化しており、防水性が落ちているとのこと。外壁もチョーキング現象(手で触ると白い粉がつく状態)が出ていて、塗り替えのサインが出ていると説明されたそうです。丁寧な診断書と写真付きの報告に安心感があり、数社の見積もりを比較したうえで、対応の良かった業者さんにお願いすることに。
色選びは、友人夫妻にとって一番楽しくも悩ましい時間だったとそうで、以前のベージュ系から、少し落ち着いたグレージュに変更。屋根は濃いチャコールグレーにして、全体に引き締まった印象に。カラーシミュレーションを何度も見ながら、「この色なら10年後も好きでいられるかな」と、友人夫妻でじっくり話し合ったそうです。
工事は約2週間。初日は足場の設置と高圧洗浄。家がまるでシャワーを浴びているようで、友人の子どもたちも興味津々だったようです。洗浄後は下地処理、ひび割れの補修、養生作業と、工程ごとに職人さんが丁寧に説明してくれたそうです。
塗装が始まると、家が少しずつ新しい表情を見せてくれるようで、毎日帰宅するのが楽しみだったようです。職人さんたちは礼儀正しく、近隣への配慮も行き届いていて、トラブルもなくスムーズに進行したそうです。
完成した家を見たとき、思わず「わあ…」と声が出たそうで、まるで新築のような輝き。色の選択も大正解で、落ち着きと清潔感があり、周囲の景観にもなじんでいたそうです。ご近所さんからも「素敵になったね」と声をかけてもらい、ちょっと誇らしい気持ちになったそうです。
工事を終えて感じたのは、「家も生きている」ということだったようで、年月とともに疲れがたまり、でも声には出せない。今回の塗装工事は、そんな家の“声”に耳を傾ける時間だったように感じたとのこと。
そしてもうひとつ、夫婦で色を選び、工程を見守り、完成を喜ぶ??そんな“共に暮らす”という感覚を、改めて実感できたことも大きな収穫だったと言っていました。
塗装工事は、単なるメンテナンスではなく、暮らしの輪郭を整える大切な節目になったとのことです。